猛暑日対策で2位以下を突き放す。J2札幌の四方田修平監督(43)が10日、16日の次節アウェー岡山戦の暑さを警戒した。気象庁によると、当日の岡山の最高気温は29~35度で推移する予報で、指揮官は「(9日の)大阪より暑くなる可能性があるので、しっかり準備させたい」と対策を施す意向を示した。

 7月中旬から下旬の岡山は梅雨明けタイミングでもある。4日には、昨年より8日早く熱帯夜を記録しており、午後7時開始のナイターでも、油断はならない。そこで指揮官は「多めに水分を取るとか、意識してサウナに入るとか、フィジカルコーチを通じて、汗腺を開かせるような指示をしていきたい」と挙げた。

 前節が良いヒントになった。9日C大阪戦は試合時の気温は26・9度も、湿度が76%と高く、四方田監督は「ロッカーに戻ったら汗が噴き出してきた」と振り返った。終盤には足をつる選手も増え、ぎりぎりでの戦いだった。「いきなりではなく大阪で1回、暑い中で戦ってから岡山に入れるのは良い循環」。早い段階で蒸し暑い夏場のアウェーに慣れさせ、しぶとく勝ち点を積み上げられるチームに進化させる。【永野高輔】