J2岐阜は22日、今季の成績不振のためラモス瑠偉監督(59)を解任したことを発表した。後任には吉田恵コーチ(43)が昇格し、この日就任した。宮田博之社長は解任理由を「クラブとしてはリーグ戦も後半戦に入り、巻き返しを図るためにも新しい指導体制で臨むことが必要であると判断した」と説明。今季はここまで18位と低迷していた。元日本代表のラモス監督は14年に就任。しかし、1年目は17位、15年は20位と成績は振るわなかった。

 吉田新監督は10年から鳥栖でコーチを務め、14年8月にはコーチから鳥栖の監督に昇格した経験がある。15年は鳥栖でヘッドコーチを務め、今季から岐阜に加入した。この日、吉田新監督は岐阜市内で就任会見を行い「この状況を打開して何とかJ2に残留させられるようにしたい。選手の力を最大限発揮させることに集中したい」と意気込んだ。

 チームは20日のホーム金沢戦で敗れ、現在5連敗中。新監督の初陣は25日のアウェー札幌戦で、新生岐阜に注目が集まる。