仙台が1-0で鹿島を破り、年間9位に順位を上げた。

 前半35分。MF奥埜博亮(26)が、相手DFのバックパスをかっさらってゴールに流し込み先制した。守っても、徹底して構築された堅守を披露し、完封勝ち。引き分けを挟み3連勝で4戦不敗とした。

 対鹿島アウェー戦での勝利は02年の第1ステージ第5節以来以来、14年ぶり。当時の試合に出場していた渡辺晋監督(42)は「押し込まれる時間も長かったが、攻撃のトライ、トレーニングがあったからこそ粘り強い戦いができた。ここで勝つ、久しぶりの勝利をゆっくり味わいたい」と話した。

 2点差をひっくり返されての逆転負けを喫した昨季対戦から丸1年。奥埜は「去年は相手の思うツボだったし、とても悔しかった。あれからどれだけ変われたのかを示そうとした一戦だったので、勝ててよかった」と笑顔を見せた。