広島はホームで手痛いドローに終わった。前半28分、FKからゴール前で混戦となり、こぼれ球をMF柴崎晃誠(32)が右足で冷静に決めた。しかし、後半はG大阪の猛攻にあい、同41分に1点を許した。

 柴崎は「攻守の切り替え、球際などみんなで戦い切れたことは次につながると思う」。J2横浜FCから今夏新加入したDF野上結貴(25)は、移籍後初先発で「(G大阪FW)パトリックと両サイドのケアに気を付けていた。最後の失点が…」と、同点弾を悔やんでいた。

 森保監督は「ピンチも(多く)あった中で1失点に抑えられた。選手はよく粘り強く戦ってくれた」と、前向きに捉えていた。