J2清水は28日、MF六平光成(25)が右もも裏肉離れで全治8週間を要する見込みと発表した。25日のアウェー松本戦で先発出場し、後半途中に負傷。リーグ26試合に出場していた主力だが、今季残り9試合の出場が絶望的となった。

 六平は2月の開幕戦でボランチとして先発出場して以降、中盤の軸としてチームを支えてきた。8月からは右サイドバックとして定位置を確保。同ポジションに抜てきした小林伸二監督(56)も「器用な選手」と評価していた。今月21日にはMF枝村匠馬(29)が右もも裏肉離れで4週間の離脱が決定。右サイドでコンビを組んでいた2人が相次いで離脱となった。

 六平の代役はDF川口尚紀(22)が筆頭候補だが、不安要素もある。川口は右ふくらはぎ肉離れで約1カ月半離脱しており、今月14日に合流したばかり。復帰後は練習試合も含め実戦をしていない。次節は、J1自動昇格を争うリーグ3位C大阪とのアウェー戦。復帰となれば、ぶっつけ本番に近いが、川口は「いいパフォーマンスが出せるように練習をしっかりやりたい」と力を込めた。【神谷亮磨】