神無月にラストスパートをかける。仙台は明日10月1日にアウェーで鳥栖と対戦する。9月25日の名古屋戦で途中出場し、キレキレのドリブルでの仕掛けからオウンゴールにつなげたMFパブロ・ジオゴ(23)は「僕のモチベーションは高い(5戦未勝利中の)この状況から脱出するために責任を持って戦う」と気合を込めて話した。

 「安心して下さい。必ず強いチームにする」。今夏に加入したばかりだが、チーム愛も責任感も人一倍強く、残るリーグ戦での起爆剤としての期待がかかる。ここまでの出場は4戦で「100%のプレーはまだ出せてない」と言うものの、ピッチに入れば素早いプレーで存在感を示してきた。仙台の新スピードスターは「最大限チームのためにやってやろうという気持ちが強い」と、燃え尽きるまで駆け回る覚悟だ。勝ち星から遠ざかってはいるが「チームは全員が団結しているので必ず良い方向に持っていける。個人的には次もどんどん仕掛けていきたい」と攻めの姿勢を強調した。火のついた導火線は、勝利に向かってまっしぐらに進んでいく。【成田光季】