浦和が昨季リーグチャンピオンシップ準決勝、天皇杯決勝など、公式戦4連敗中だった宿敵に完勝した。

 浦和は4バックを敷くG大阪最終ラインの左右外側を狙い、サイド攻撃を仕掛けて優位に立った。前半6分、MF柏木のスルーパスに抜け出したMF武藤が、右サイドからグラウンダーのクロス。ニアサイドでFW興梠がスルーし、中央のMF高木が押し込み先制した。

 後半も浦和が主導権を握った。後半5分、エリア外から武藤が思い切りよく左足ミドルシュート。これがG大阪DF西野の頭にあたってコースが変わり、そのままネットを揺らした。G大阪は同14分、FWアデミウソンが浦和DF槙野と交錯して倒れた際に、乱暴な行為があったとして退場処分を受けた。

 浦和は同38分、DF森脇の右クロスに、ファーサイドでフリーのMF宇賀神が合わせて3点目。さらに同42分、MF駒井の突破から、最後は途中出場のFWズラタンが押し込んで4点目を挙げた。