磐田はホームで新潟に敗れ、リーグ戦4戦勝ちなしとなった。年間順位13位は変わらないが、J2降格圏とは勝ち点4差になった。

 1点を追う前半38分、MF上田康太(30)のFKをエースFWジェイ(34)が頭でそらせて同点弾を決めた。チームにとってリーグ戦3試合ぶりの得点が生まれたが、その後が続かなかった。

 後半は新潟にボールを持たれる時間が長く、決定機を作ることができなかった。シュートは上田の1本のみで、反撃ならず。試合終了10分前からは引き分けを狙うという指示が出ていたが、同44分にロングボールを奪われるとサイドを崩されて失点した。

 名波浩監督(43)は「後半は、うまくボールを動かすことができなかった。大事なゲームの、大事な時間帯でやるべきことが(選手に)浸透していなかったのか、頭に入っていなかったのか。選手に聞かなければ分からないが…」と話した。