尊敬する“兄貴”へ勝利を贈る。仙台のMFハモン・ロペス(27)が、今日29日のアウェー東京戦での白星を誓った。
3試合連続得点の期待もかかる絶好調ストライカーは、23日に今季限りでの退団が発表されたFWウイルソン(31)を「尊敬する存在」と話し、クラブを去ることとなった先輩のためにも「集中して勝ち点3を取りに行く」と意気込んだ。
勝てば3連勝。MFハモン・ロペスは誰よりも闘志を燃やし、今季最後の敵地戦に殴り込みをかける。相手東京のDFラインには日本代表センターバックが2人控えるが、前節22日のホーム神戸戦で今季総得点を10点に乗せた男は「対戦したことがあるので自分の特長を出せばやれる」と自信を見せた。
1日の鳥栖戦でキャリア初のハットトリックを達成して以降、コンディションは最高潮を保っており「全力で勝ち点3を取りに行く」ときっぱり。元々はMFでサイドが本職だったが、昨季からFWに転向。「最初は慣れなかった」と振り返るが、今やチームのエースとして相手ゴールを脅かす存在に成長した。今節も「スピードに乗ったプレーなど強みを生かせれば。(連続得点で)自信もついている」と満を持して試合に臨む。
得点が生まれれば3戦連発。東京戦では「感謝」のゴールをささげるつもりだ。今季限りでクラブを去る兄貴分のウイルソンとは、14年夏に加入後、約2年半をともにプレーした。ブラジル人選手同士「本当の兄弟のよう」(ハモン)に親しく過ごし、背中を追い続けてきた偉大な先輩のためにも勝利を届ける。「彼(ウイルソン)は仙台で長くプレーし、愛された選手。仲間が1人いなくなるのは寂しいが、目の前の試合に全力を尽くし、勝利することだけを考えている」。
ウイルソンは来月3日の最終節ホーム磐田戦で“ラスト”出場する可能性もある。MFハモン・ロペスは「全員の走力と努力があれば勝てる。一体感を持って戦うことが大事」と連勝で今季最終戦につなげる予定だ。白星を連ねて仙台へ帰り、偉大な「兄貴」に最高の花道を作る。【成田光季】



