サッカーJ2のC大阪に入団する札幌大谷のMF大山武蔵(3年)が、プロへの意識を新たにした。21日、札幌市内の同校で、クラブの上釜広行チーム統括部グループ長(42)と入団会見を行った。初めてユニホームを着た大山は「小さいころからの目標だったのでうれしい。厳しい世界だと思うが、その中でも自分の長所を生かし、欠かせない選手になっていきたい」と力を込めた。

 大山のスカウトに携わった上釜グループ長は「抜群のスピードと身体能力の高さがあり、推進力のあるドリブルは魅力。サイドバックとして期待している」と評価。大山は「初めてのポジションだが、サイドの方が自分のスピードを生かせると思うので楽しみ。豊富な運動量でチャンスも作る長友選手のようになりたい」と目を輝かせた。今後は年明けにも本契約を結び、チームへ合流する。