浦和が17年シーズン開幕に向けて14日、さいたま市内で始動した。「お天気雪」にも見舞われた中、訪れた約350人のファンの前でボール回しとランニングなどで体を動かした。

 この日の朝には市内にある調(つき)神社で、恒例の必勝祈願を行った。その後クラブハウスに戻ってミーティングを行い、練習場に出た。一番乗りはMF柏木陽介(29)。バランスボールを両手に、ファンのあいさつに笑顔で応えた。

 ウオーミングアップを終えてボール回しをしていると、ちらちらと雪が舞い始めた。雪はみるみるうちに増え、一時は横なぐりのような状態に。ただそれもわずか数分で晴天に戻るというお騒がせな天候の中、選手たちはランニングで精力的に汗を流した。

 7人の新加入選手も元気な姿を見せた。ボール回しでも明るい表情で、すでにチームになじんだ様子だった。全体練習後、岡山から復帰したMF矢島慎也(22)と千葉から移籍したFWオナイウ阿道(21)はMF関根貴大(21)とともに軽いランニングを加えた。

 3年ぶりの復帰となった矢島は「岡山では守備で手応えを得たので、ここでも生かしたい」と笑顔で初日を終えた。