札幌の沖縄1次合宿第2クールが23日、始まり、今季の主将に2年連続でMF宮沢裕樹(27)、副主将に横浜から移籍したばかりのMF兵藤慎剛(31)、昨季途中に加入した元日本代表MF菊地直哉(32)、リオ五輪韓国代表GKク・ソンユン(22)の3人が決定。5季ぶりにJ1で戦う新体制が、ようやく固まった。

 頼もしいサポート役が、主将を陰から支える。高校サッカーの名門、国見(長崎)で「歴代最高の主将」と呼ばれた兵藤は、U-20日本代表、横浜ではプロ3年目で主将に抜てき。菊地もまた、新潟で副主将を経験した。J1でもまれるチームをまとめた2人の存在は、大きい。

 2年連続で大役を担うことになった宮沢はこの日、左ふくらはぎ痛から4日ぶりに全体練習に復帰した。午前中には、倒れ込む選手が続出したメニューをこなし、「そこまでハードじゃなかった」と、涼しい顔で復調をアピール。チーム初実戦となった21日の練習試合は欠場しているだけに「早く中に入ってやりたい気持ちもあった。今日、動いた感じだと大丈夫。どんどんコンディションを上げていけると思う」。ニューイヤー杯2戦目となる28日琉球戦での出場を目標に掲げた。【中島宙恵】