宮崎合宿最終日を迎えた東京が、仕上げの練習試合(45分×2本)を広島と行い、0-0で引き分けた。
システムは4-2-3-1で1トップに大久保嘉人、2列目に中島、永井、ボランチ梶山、高萩、4バックが左から太田、丸山、森重、室屋、GK林が先発した。
試合は序盤から広島がボールを保持する展開。パスを回されながら、じれずに守備を固めて好機を待った。
前半41分に大久保嘉が右足でミドルシュートを放ったが、わずかにクロスバーの上。後半途中から高萩をトップ下に上げる形も試したが、ゴールが遠かった。
1月の沖縄合宿から対外試合は5連勝中だったが、最後に引き分け。無得点も初めてで、練習試合ながら、かかっていた全勝フィニッシュは達成できなかった。
それでも、大量補強した今季は合宿で守備の構築を重点的に行ってきたため、選手も篠田善之監督も納得の結果。
連続ゴールが4試合で止まった大久保嘉が「川崎Fでも広島を相手にすればボールを回されるし、攻撃面は帰京してから。開幕までの2週間で詰めていきたい」。
篠田監督も「大きなけがなくやれた。これからはアタックの部分で、どう相手を崩して勝ち点3を取っていくか、積み上げていきたい」と話した。
4日から宮崎・都城で行ってきた2次合宿を打ち上げた東京は、1日だけのオフを挟んで14日に再始動。25日の開幕アウェー鹿島戦(カシマ、午後2時)に向けて、最終調整していく。