FC東京FW大久保嘉人(34)が18日、都内のSHIBUYA109前イベントスペースで行われたトークイベントに出席した。

 ヴァンフォーレ甲府と完全非公開で行った練習試合を終えた後、篠田善之監督、DF森重真人、太田宏介とともに参加。1週間後に迫った25日の開幕戦(カシマ)で対戦する鹿島アントラーズ戦のスコア予想を求められると「篠田監督も言っているように、2-0で勝ちたい。その2点とも自分が決められれば最高」と宣言した。

 東京を代表する繁華街でのイベントには、約500人のファンが集結。その周りを通行人が行き来する盛況ぶりだった。昨季まで川崎Fに所属した大久保嘉は「今までのラゾーナ(川崎)と比べると、すごい人。FC東京だから、ここでイベントできる。FC東京の特権ですね」と驚きながら「スコア予想は、負けと言うわけにいかないし、2-0で勝つ、とか言わないとファンもワクワクしないでしょ」と笑顔で話した。

 鹿島はこの日、富士ゼロックス・スーパー杯で浦和を3-2で振り切り、優勝した。練習試合とイベント会場への移動があったため「中継は見ていない」と言いながら「結果は見た。ただ、別に試合を見返したりしないし、イメージするのは試合当日」。昨季、川崎FでJ1チャンピオンシップ準決勝と天皇杯決勝で連敗した相手だが「去年は去年。負けた悔しさは覚えてるけど、今は新しいチームだし、どうでもいい」と、まだ開幕1週間前では意識していない様子だった。

 主将の森重は「プロになって、まだリーグタイトルを取れていない。今年こそ取りたいし、ファン、サポーターの期待の高さに責任を感じています」とあいさつ。都心でのサプライズイベントには「大物アーティストだと(人が殺到し)中止になったりしている。スムーズに進行したことが少し寂しい(笑い)。そういった存在になれるよう、もっと頑張らないといけない」と、意外な観点から思いを新たにしていた。