横浜FCのFWカズ(三浦知良)が新たな金字塔を打ち立てた。50歳の誕生日に迎えたJ2開幕松本山雅FC戦に先発出場。自身の持つJリーグ最年長出場記録を50歳0日に更新した。2トップの一角として後半20分までプレーし、シュート1本に終わったが、1-0の勝利に貢献した。

 「カズ祭り」にかつての仲間も仕事抜きで駆けつけた。クラブと日本代表で2トップを組んだ武田修宏氏は、前日病気療養中のラモス氏と話したことを明かし「来たがっていたラモスさんの分まで応援した」。ニッパツ三ツ沢球技場は27年前にカズが日本リーグデビュー(読売クラブ4-0NKK)した場所で「カズさんのクロスをオーバーヘッドで決めたのが懐かしい」と話した。

 W杯フランス大会前に落選をともに味わった北沢豪氏は、東京マラソンを3時間52分で完走した後に直行。「カズさんほどサッカーを大事にしている人はいない」。日本代表でともにプレーした元湘南の岩本輝雄氏も「カズさんを見ていると、自分もプレーしたくなる」と話していた。