ジュビロ磐田のMF川辺駿(21)が、ホーム開幕戦勝利に向けて攻撃を活性化させる。2日は、磐田市内のヤマハスタジアムで、明日4日のベガルタ仙台戦(午後3時、ヤマハ)に向けたチーム練習に参加。紅白戦の1本目は主力組のボランチで、2本目はトップ下でプレーした。仙台戦ではボランチでの先発出場が有力だが、MF中村俊輔(38)が、下がってボールを受けた時には、一時的にトップ下に入る必要があるため、その感覚も確かめた。

 「関係性も含めて今日の感覚は良かった。ボランチでも同じイメージでやれると思う。(守備との)バランスを考えながら、タイミングを見て攻撃に絡んでいきたい」

 現実にC大阪との開幕戦でチームは連動性を欠き、FW川又堅碁(27)が孤立しがちだった。その反省から、この日の紅白戦では、前線で数人が連動してゴールに迫った。手応えをつかんだ川辺も「ホーム開幕戦なので、勝ち点3を取りにいく」と語気を強めていた。【前田和哉】