カズの50歳弾を「ミニラ」も祝福した。

 FC東京U-23を率いる中村忠監督(45)は、主に右サイドバックだった現役時代、ヴェルディ川崎(当時)や日本代表でカズとプレー。93年のJリーグ開幕後、ヴェルディの黄金期を築いた1人で、仲間から「ミニラ」の愛称でかわいがられていた。

 J3の今季開幕戦を指揮した後、カズの最年長ゴール記録更新を伝え聞くと「えっ。決めたんですか!?」と一瞬で笑顔に。「尊敬している先輩ですから。やっぱり、点を取って、ダンスする姿こそカズさんらしいですよね。日本中の皆さんが楽しみにしていると思うので、これからもゴールを決め続けてください」と祝福した。

 現役時代は、カズダンスを最終ラインから「いいなあ」と眺め、味方ながら羨望(せんぼう)のまなざしを向けていた。クラブも代表も、カズが決めた試合は1年ほど負けなかった期間があったことも思い出し、「苦しい試合ほど取ってくれた記憶がある。勝負強かった。これからも勝ってくれたら」と振り返っていた。