清水エスパルスの“ダービー男”MF枝村匠馬が、ジュビロ磐田戦で今季初得点を狙う。チームは29日、清水三保グラウンドで練習。全体練習後、枝村は若手とともに居残りでシュート練習を行い汗を流した。

 05年に清水ユースから昇格し、同10月22日の磐田戦でプロ初先発を果たした。新人ながら大一番で抜てきされ「緊張して、前日は眠れなかった」。先輩の指示を受けながら必死でプレーした思い出は、忘れられないという。

 自身は12年4月14日以来、約5年ぶりのダービー。既にベテランの領域に達し「戦術うんぬん以上の戦いがある。久々なので、楽しみの方が大きい。いい試合を見せたい」と冷静だ。現所属の選手では最多の3得点を奪っており、ダービーとの相性は抜群。「チャンスメークもしたいし、ゴールもしたい。いいデータを有効にできれば」と自然体で臨む。【保坂恭子】