ジュビロ磐田MF川辺駿(21)が5日、自身初の2戦連続ゴールへ意欲を示した。この日は、磐田市内の大久保グラウンドで次節アウェー横浜F・マリノス戦(8日午後7時、日産ス)に向けて午前午後の2部練習でフルメニューを消化。「チーム内での自分の役割を果たしつつ、狙っていければ」と、静かに闘志を燃やした。

 前節の静岡ダービーでは、定位置のボランチで先発フル出場した。後半3分には積極的な攻撃参加から、ゴール前に進入。FW川又堅碁(27)の落としを受け、決定的な3点目を決めた。自身の今季初ゴールで、宿敵撃破に大きく貢献した。「勝ったことで気持ち的にも軽い。勢いを持って準備ができている」と、前日4日の練習再開から順調に調整を続けている。

 さらに、試合会場となる日産スタジアムは、昨年7月23日の横浜戦(1-1)でJ1初得点をマークした記念の地でもある。川辺は「悪いイメージはない。ダービーでは、攻撃でも守備でも足を止めずに走り続けたからこそ、結果が出た。続けていきたい」と語気を強めた。2戦連発、そして今季初の連勝へ攻守でフル回転する。【前田和哉】