4連敗中だったサンフレッチェ広島が開幕6戦目でようやく今季初勝利を挙げた。

 元日本代表FW工藤壮人(26)は、ゴール前の混戦で頭から突っ込んで決勝点。「新しいチームに来て、責任を感じていた。広島はこんなチームじゃないと思っていた」と喜ぶ一方で「本当は2-0や3-0にして、試合を仕留めないといけなかった。もっと攻撃の質を上げていかないといけない」と反省も忘れなかった。

 練習からアンデルソン・ロペス(23)やフェリペ・シウバ(26)のMF陣に的確なアドバイスもしている。日本代表や海外で培った経験が工藤にはある。「もっとやりやすい環境にしてあげないと」とリーダーの自覚を口にしていた。