ジュビロ磐田FW小川航基(19)が19日、前日18日までのU-20(20歳以下)日本代表候補合宿を終え、チームに合流した。同合宿に参加していたDF大南拓磨(19)MF針谷岳晃(18)らと共に、磐田市内の大久保グラウンドで2部練習を消化。「出番が来たら誰よりも勝利に貢献したい。いつでもピッチに立てる準備を続けていきたい」と、次節アウェー鹿島アントラーズ戦(22日、カシマ)に視線を向けた。

 同合宿中に行われたJ2ジェフユナイテッド千葉との練習試合では、2得点をマーク。5月初旬に控えるU-20W杯(韓国、5月20日開幕)メンバー発表を前に、抜群の存在感を示した。「(千葉の)DFラインが高かった。そこを逆手に取ったゴールだったし、相手を分析する力もあがったのかなと思う。自信にもなったし、精神的にも状態は良いと思います」と、手応えをつかんだ。

 磐田では今季、公式戦4試合に出場しながら待望のプロ初得点は出ていない。小川は「ジュビロで活躍したいという思いは強い。まずは、結果を残して信頼を勝ち取らなければ、ボールは集まってこない。そのためにも、満足せずにやっていかなければ」と、自らに言い聞かせるように言った。練習試合に続く“2戦連発”を目指し、磐田でもアピールを続けていく。【前田和哉】