清水エスパルスのMF六平光成(26)が、次節アウェー川崎フロンターレ戦(21日)で攻守のカギを握る。19日、清水三保グラウンドでの非公開練習に参加した。Jリーグ初得点を、14年のアウェー川崎F戦(11月2日・3-2)で挙げた。六平の得点を皮切りに逆転勝ちし、J2降格圏を脱出した思い出深い試合。以降は2年間無得点に終わっており「中盤からでも、チャンスがあったらゴール前に入っていきたい」と3シーズンぶりの得点に照準を合わせた。

 前節ホーム大宮アルディージャ戦(16日・1-1)では、2トップと中盤の間に大きなスペースができ、守備にほころびが生まれた。修正のため、練習の合間に選手同士でプレスのかけ方やポジショニングについて話し合ったという。「みんなで連動したい。前線の選手をうまくコントロールして、タイミングや距離感を意識したい」。中盤で、攻守の手綱を引くつもりだ。【保坂恭子】