アルビレックス新潟は今日22日、FC東京とデンカビッグスワンで対戦(第8節)する。前節ヴァンフォーレ甲府戦で今季初勝利を挙げて勢いづく中、結婚していたことを20日に発表したMF加藤大(25)が「サポーターと、奥さんのためにも勝ちたい」と決意表明。昨年の福岡戦(8月20日)以来、245日ぶりのホーム戦勝利と、15年の鳥栖戦(7月19日)山形戦(同25日)以来の連勝を意識してのことだ。

 「リラックスできています」と言う加藤にとって、夫人の存在が何よりも精神的な支えになっている。夫人の手料理で、お気に入りは親子丼とカツ丼。「ボリュームも健康面を考えてくれている」と自然と笑みがこぼれる。同時に「責任も感じる」と言い切った。生活が充実しているからこそ、試合での結果に強くこだわる。

 前節甲府戦、新潟はMFチアゴ・ガリャルド(27)の左コーナーキック(CK)から2得点。右CKを担当する加藤も「内側にいる選手とのタイミングが合ってきた」と自分のサイドからのゴールに気配を感じている。東京戦で夫人の観戦予定を聞くと、「ないです」と照れ笑い。「まずホームでサポーターに勝利を届けたい」と勝利優先を誓っている。【斎藤慎一郎】