FC東京ユースFW久保建英(15)が、北海道コンサドーレ札幌戦の後半21分に途中出場し、トップチームデビューを果たした。

 久保はMF永井謙佑に替わって途中出場すると、同39分にはドリブルで仕掛け、DFに倒されながらもシュートを放った。枠を外したものの獲得したFKを自ら蹴って、枠を外したものの、堂々としたプレーを披露した。

 久保は試合後「今日、試合に出てみて、あらためて感じたのは、Jリーグというのはレベルの高いところで、自分もやっと1歩を踏み出せた感じです」と、Jリーガーとして歩み出した実感を口にした。

 FKを蹴った場面については「周りの選手に後押しをしてもらう形で、ボールをもらった阿部(拓馬)選手や高萩(洋次郎)選手、東(慶悟)選手から『蹴っていいよ』と言ってもらえたので、お願いしますという感じで」と振り返った。

 J1の選手の中で出来ること、出来ないことは? と聞かれると「まだ1試合しかやっていないので、あまり分からないですけど…ちょっと今日は出し切れなかったので、分からないです」と、試合後の現状を冷静に見詰めた。

 今後については「サッカーをやっている以上、どんどん上を目指していきたいと思っていますし、出来るだけ早くこのレベルの選手になって、もっと上に行ければと思います」と抱負を語った。【村上幸将】