ブラジル全国選手権2部のパラナを指揮していた元日本代表の呂比須ワグナー監督(48)が日本のクラブで監督を務める可能性があると、5日付の地元メディア「ガゼッタ・エスポルティボ」が報じた。パラナは5日、「海外からのオファーを受けるため」と同監督から辞任の申し入れがあったことを発表。同メディアによると日本のクラブからオファーがきたという。

 平塚(現湘南ベルマーレ)や日本代表などでプレーした同監督は、12年にガンバ大阪の監督に就任予定だったが、日本協会が定める監督に必要なS級ライセンスを保持していないため、許可されなかった。ヘッドコーチとして就任し、セホーン監督とともに指揮を執ったが、成績不振で3月にセホーン監督と同時に解任された。パラナでは今年から指揮を執り、公式戦では12勝7分け3敗と好成績を残していた。