清水エスパルスはルヴァン杯4連敗で、1次リーグ敗退が決まった。

 2点を追う前半41分、MF金子翔太(22)が自ら獲得したPKを決めて1点を返した。後半8分には、MF村田和哉(28)の右クロスをFW北川航也(20)が滑り込みながら今季初得点を左足で決めて同点に追いついた。北川は「後半に入ってすぐ(村田)和哉くんのクロスに入れなかったので、(得点の)2本目は信じて入ろうと思っていた。合わせるだけだった」と振り返った。

 得点の5分前にも金子の左CKから北川が押し込んでゴールネットを揺らしていた。主審は1度はゴールと判定したが、追加副審との話し合いの結果、ノーゴールになっていた。北川は「取り消しになってからの得点だったので、僕もうれしかった。サポーターも喜んでくれた。ホームで得点をとれたことは次につながる」と話した。

 試合は後半にも2失点し、敗戦で1次リーグ敗退が決定。公式戦7戦勝ちなしと苦しい状況が続く。小林伸二監督(56)は「立ち上がりはチャンスが作れていた。少しのところでリズムが変わった。今日はどうしても勝ちたかったが、結果がでなくて申し訳ない」と話した。