横浜F・マリノスMF斎藤学(27)が、右足かかとを痛め、後半28分に負傷交代した。

 ドリブルで仕掛けて相手をかわした際に、勢い余ってピッチ外の陸上トラックに強打。「やった瞬間は痛かった。1度入って、大丈夫かなと思ったけれど、自分がいないほうがいいかなと思った」と、自ら途中交代を要求した。

 治療を施し、足を引きずって会場を後にした。「水曜のルヴァン杯は無理だと思う。土曜の(リーグ戦)エスパルス戦に向かいたいとは思いますが…。検査してみないと(復帰まで)自分でもどのくらいかかるか分からない。走ったり、蹴ったりすると、かかとは打撲したところを打ち続けているみたいなものですし」。24日のルヴァン杯鳥栖戦(ベアスタ)は欠場が濃厚。状態次第では復帰まで時間を要する可能性も出てきた。

 前半開始からベガルタ仙台に決定機を何度もつくられた。DF中沢佑二(39)が「前半で0-3ですよ」と振り返るほど、内容では圧倒された。DF陣が懸命に耐えると、同ロスタイムにMF前田直輝(22)が先制。MFマルティノス(26)の縦パスに抜け出し、相手GKとの1対1を落ち着いて左足で決めた。だが、後半32分にCKから同点ゴールを奪われ、1-1の引き分け。ホームでの仙台戦は02年7月13日に勝利したのを最後に9戦連続勝ちなし。試合後、横浜サポーターからは、厳しい罵声やブーイングで鼓舞された。