ガンバ大阪は8日、強化体制を変更すると発表した。強化部長に当たる強化アカデミー部長の梶居勝志氏が退任し、G大阪OBでアカデミーダイレクターの松波正信氏が強化アカデミー部長を兼任する。梶居氏は今後、施設管理担当部長となる。

 G大阪は今季、ブラジル人のレビークルピ監督を招聘(しょうへい)したが、シーズン当初から成績は低迷。レビークルピ監督を解任し、宮本恒靖新監督が就任したが、現在もJ2降格圏の17位にとどまっている。

 帝京高からG大阪に入団した松波氏は現役時代に「ミスターガンバ」としてG大阪一筋で活躍。引退後は指導者の道へ進み、08年にユース監督としてJユース杯を制した。12年にはセホーン監督の後任としてトップチーム監督に就任。その後、J2ガイナーレ鳥取の監督やセレッソ大阪の下部組織コーチを務めていた。今季からG大阪の下部組織トップとなるアカデミーダイレクターに就任していた。

 J2降格の危機が迫るG大阪だが、松波強化部長と宮本新監督のレジェンド2人の手によって、巻き返しを図る。