Jリーグ選手協会は27日、東京都内で代表者会議を開き、シーズンの「秋春制」移行問題について話し合ったが、一部に慎重論も出て、立場を集約するに至らなかった。

 高野純一事務局長によると、事前に実施したアンケートでは「条件付きも含めて賛成7、反対3という感触」だったが、降雪地のクラブの選手を中心に、サポーターやクラブ経営への悪影響を指摘する意見も出た。

 藤田俊哉会長は「選手だけの立場ならメリットが大きいが、意外に慎重な意見も多かった」と話し、移行で想定される利点や悪影響を明確にした上で議論を進める方針を示した。