山形県の斎藤弘知事は18日、J2で2位を保つモンテディオ山形が来年J1に昇格した場合、県からチーム側に融資するために県議会に諮る考えを明らかにした。

 知事はこの日、チームを運営する社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会の海保宣生理事長らと東京都内で会談。チーム側が3億円程度の支援を要望したのに対し「支援をこれまで以上にしっかりしたいし、議会と相談したい。工面できるよう交渉したい」などと話した。

 チームは現在、約7億円の予算規模で運営。海保理事長は過去の昇格クラブの例をにらみ「(昇格した場合は)予算規模としては10億か11億円程度の数字が出てくる」と根拠を説明した。山形は早ければ23日の試合で、J1に自動昇格できる2位が確定する。