日本サッカー協会の犬飼基昭会長は13日、技術委員会を再編し、強化担当委員長に原博実氏を起用したことについて「Jリーグの情報を持っているし、海外へのアンテナも高い。彼がベスト」と述べ、強化体制の充実に期待を寄せた。

 犬飼会長は育成の分野に力を注ぐこともあらためて示し「10年、20年先に勝負をする育成と、今勝負する強化を同じ人間がやっていたら回らない。1人で全部やるのは物理的に不具合があった」と再編の狙いを説明。19日には大仁邦弥技術本部長、原強化担当委員長、小野剛育成担当委員長が今後の活動方針を協議するという。

 この日は日本代表スタッフ会議も開かれ、岡田武史監督は原委員長と食事をしたことを明かし「日本サッカーのために一緒に頑張っていこうと話した」と述べた。