<J1:神戸2-2名古屋>◇第11節◇10日◇ホムスタ

 名古屋がFW津田知宏(23)の後半ロスタイムの劇的同点ゴールで神戸と引き分けた。途中出場の津田は、1点を追う終了間際に、私生活で「アニキ」と慕うFW巻佑樹(24)が体を張って競り勝ち前線に送ったボールを、相手ゴール前の混戦でコントロール。最後は右足を振り抜き、しっかり決めた。

 チームを救う大仕事をやってのけた津田は「攻撃的にというか、とにかく『前へ』という気持ちだった」と点取り屋らしい、ゴール前での積極性を結果で証明。巻も「アイツは(何か)持ってますね。ああいう場面を狙ってますからね」と喜んだ。