経営難のJ2岐阜は24日、岐阜市内で記者会見し、今季のここまでの収入が当初見込みの7割程度にとどまっている状況などを説明した。今西和男社長は「Jリーグから受けた融資は何とか返済できる。しかし(試合のない)12月以降の運転資金には不安がある」と話した。

 主催試合の観客動員が1試合平均3300~3400人程度と目標の5000人に届いていないことなどが原因。クラブは招待券の配布などで新たなファンを開拓し、集客増に努力する。

 また、来季は本拠地の長良川競技場が改修で使用できないため、代替地の1つの長良川球技場に仮設スタンドをつくり、収容人数を1000人増の4500人として試合を行う計画も明らかにした。