<富士ゼロックス・スーパー杯:鹿島1-1(PK5-3)G大阪>◇27日◇国立

 鹿島が2年連続同一カードとなった一戦でG大阪に辛勝し、今季1冠目をつかみ取った。前半20分にFWマルキーニョスがPKを冷静に決めて先制。ロスタイムに同点に追いつかれ、そのままPK戦に突入した。PK戦ではG大阪1人目のMF遠藤保仁が失敗し、鹿島は5人全員が確実に決めた。オリベイラ監督は「連係不足やイメージの共有の部分をまだ高めないといけないので、もう少し時間がかかる。だが、早く結果を出せたということは選手の精神面でいい影響になる」と前向きに話した。主将のMF小笠原満男は「本音を言えば90分間で試合を決めたかったけど、PK戦でも負けるのと勝つのとでは全然違う。いいスタートが切れた」と笑顔を浮かべていた。