今季限りでの退任が決定している川崎Fの高畠勉監督(42)との最終戦で選手たちが意地を見せる。2日、川崎市内の麻生グラウンドで紅白戦など約2時間の練習。4日の相手となる仙台も負ければJ2降格の可能性もあるだけに「気持ちで負けないようにしたい」とMF楠神順平(23)は意気込んだ。内転筋痛が癒え、今節3戦ぶりに先発復帰が濃厚な稲本潤一(31)も「1つもタイトルを取れなかったのは残念だった。高畠監督のもとでの最後の試合を良い雰囲気で終わりたい」と話した。今季アウェーでの勝ち点獲得を第1目標に掲げてきた指揮官は「最後で勝てば勝ち越せる。そこだけは達成したい」。6勝6敗4分けで迎える敵地での最終節に必勝を誓った。