G大阪は28日、大阪・吹田の万博練習場で天皇杯準決勝清水戦(29日、エコパ)への最終調整を行った。約40分にわたるミーティングで清水を丸裸にしたあと、約1時間、シュート練習などで汗を流した。史上初の天皇杯3連覇へ、あと2勝。西野監督は「チーム力というのは1人がケガ、1人が累積とかで、ぶれるようじゃダメ。そういうことを埋められないと、トップクラスのチームじゃない」と引き締めた。

 清水には4日のリーグ最終戦で3-0と快勝したが、今回は日本代表MF遠藤が警告累積で出場停止。DF中沢は25日の準々決勝浦和戦で下腹部を負傷し、欠場する。それでもDF山口とMF二川が代わりに先発予定と、層の厚さを感じさせる。二川は「いつもやっているポジションなので、頑張るだけです」と淡々。遠藤は「もともと出ていたメンバーなので、信じて応援するだけです」と仲間に勝利を託していた。