厳しいけど、優しいよ!

 闘莉王先生-。名古屋DF田中マルクス闘莉王(29)が大分・別府キャンプ2日目の4日も、小学生を“指導”した。約12キロを走る午後の厳しい長距離メニューの最中に、観客席の子どもたちから「闘莉王選手、頑張れ~」と声が上がった。しかし、緊張ぎみの子どもたちは声がそろわずバラバラ。すかさず、長距離走中の闘将が「まとまってないぞ、お前ら~」と絶叫。周囲のムードが一気に和んだ。

 キャンプ初日の前日3日には近隣の小学生に、呼び捨てではなく「さん付け」での声援を教育的指導したばかり。クラブ関係者は「キャンプ中に、先生どころか校長先生になっちゃうよ」と、その影響力に驚いていた。

 ハードな練習後、小さな子どもを見つけると、わざわざ足を運んで握手の大サービス。厳しいけど、優しい。闘莉王先生が別府で大活躍中だ。