アウェー大宮戦(26日)のドローで6戦勝ちなしとなった神戸は27日、敵地から神戸に戻った。移動日にもかかわらず、サブ組が中心となって若手の育成を目的とする関西ステップリーグ・G大阪戦。2-2のドローも、和田昌裕監督(46)は手応えを感じ取っていた。「若手中心とはいえ、よくやってくれたと思う」と満足げ。特に先制ゴールを決めたMF馬場賢治(25)について「昨日も1-0のリードのままやったら使おうかな、と思ったぐらい。あとはラストパスへの精度をもう少し上げてくれたら」と期待を込めた。

 馬場は今季、湘南への期限付き移籍から復帰。今年2月、左ふくらはぎ肉離れで離脱して出遅れ、前日の大宮戦で初めてベンチ入りを果たしたばかりだ。馬場本人も「これまで大きなケガってあまりしたことがなかったから、ケガ明けの感覚が分からなかった。今日でちょっと自信になったかな」と前を見つめた。