J2水戸は20日、経営難のため、Jリーグの公式試合安定開催基金から借り入れていた3000万円を同日返済したと発表した。新株の発行による300万円の増資や1000万円以上集まった募金などで工面して返済に充てた。返済期限は31日だった。

 水戸はスポンサーの撤退などで昨年4月に短期借入が可能なJリーグのスポーツ振興投票対象試合安定開催特別会計から3000万円を借り入れた。しかし、期限の1月末までに返済できず、同基金へ振り替えていた。

 また、水戸は3月の東日本大震災でメーンスタンドなどが損壊した本拠地のケーズデンキスタジアム水戸の改修工事が完了したことも発表した。