<J1:G大阪1-1仙台>◇第11節◇12日◇万博

 仙台が追いついて引き分けとし、首位をキープした。後半17分にG大阪MF倉田秋(23)に先制点を献上したが、26分にMF梁勇基(30)と松下年宏(28)を一度に投入してから流れが一変。33分にその梁が左サイドから絶妙のクロスを上げると、右ハムストリング肉離れからの復帰戦だったFW赤嶺真吾(28)が頭で完璧にたたき込んだ。

 前節清水に今季初黒星を喫したが、連敗だけは阻止。2位清水も引き分けたため、首位の座は守った。手倉森誠監督(44)は「先制を許したのは悔しいけど、冷静に追いついて、あわや逆転までいった。たくましく戦ってくれた。梁にはサイドで起点になってほしいといったが、その通りのドンピシャクロス。赤嶺もやはりギャップに対する嗅覚がある。勝ち点1を謙虚に喜びたい」と選手たちをねぎらった。