名古屋は、FA宣言したプロ野球ヤクルトの公式マスコット「つば九郎」の獲得には乗り出さないことが14日、分かった。

 中日の「ドアラ」と並び球界屈指の人気を誇るつば九郎には、プロレス団体「ゼロワン」、FX取引を扱う「マネースクウェア・ジャパン」、九州忍者保存協会からオファーが殺到中。ほかにJ1チームからもオファーが届いているというが、J1からのオファーは、国内屈指の選手層を誇る名古屋からではないことが判明した。

 理由としてクラブ関係者は「ウチには素晴らしいマスコットがいますから」と説明。Jリーグ屈指の人気を誇る「グランパスくん」の存在を挙げた。

 この他、獲得に興味を示さなかった理由は複数考えられる。つば九郎は白と黒でずんぐりむっくり?

 の体形。これがグランパスくんと似ていなくもないため、区別がつきにくいこと、名前の「九」はどうしても野球の「ナイン」をイメージしてしまうことなど…。現状でつば九郎にピッタリの背番号9は空き番だが、縁はなかったようだ。