<J2:東京V1-1岡山>◇第3節◇17日◇味スタ

 東京Vの今季初勝利はならなかった。1-1の後半ロスタイム。FW高原直泰(33)がふわりと上げた右クロスを、ゴール前のMF中後雅喜(30)がフリーでへディング。これが右へ外れて試合終了となった。

 ただ後半に攻撃の形が出てきたのはチームにとって大きい。0-1の36分。中後の右からのFKを、高原がヘディングで折り返し、DF福井諒司(25)が頭で決めた。加入後初アシストの高原は「後半は自分たちの意図した部分が出てきた。それを当たり前に前半からやらないと」と話した。

 クラブからの2試合ベンチ入り停止処分が解けた三浦泰年監督(47)は「まだ自分たちのテンポでプレーする時間は短い。でも、その中で選手はあきらめないでゴールを目指した。だから勝ち点3を取るような展開にできた」と一定の手応えを口にした。