浦和は3日、さいたま市内のグラウンドで最終戦のC大阪戦へ向けて練習を行った。DF森脇良太(26)は体調不良で欠席し、DF山田暢久(38)は、張りが出たため別メニュー調整した。

 この日は今季最後のファンサービスデーで、平日の午前中にもかかわらず約350人のサポーターが駆け付けた。お目当ては浦和の選手としては最終戦を迎える山田暢。1時間以上かけてサインや写真撮影に応じた。「実感はないね。20年は長かったけど、最終戦となるとあっけない」と振り返り「今後はまだ決めていない。最終戦までにも決まらないと思う。場内のあいさつでは何を話そうか考え中かな」と言った。

 MF鈴木啓太(32)は「勝って送り出したいというか、一緒に戦いたい。サポーターも含めて一緒に喜べたらいい」と勝利を誓った。鈴木啓太の言葉を聞いた山田暢は「まあ、それは本人しだいでしょ」と笑い、別メニュー調整をした理由については「最後だと思うと、いろいろと張りが出ちゃって」と笑顔で語った。