<J1:大宮2-1鹿島>◇第23節◇13日◇熊谷陸

 17位大宮が5月6日の東京戦以来、リーグ戦11試合ぶりの勝利を挙げた。

 3位鹿島を相手に前半34分、新人MF泉沢仁(22)のシュートのこぼれ球をFWムルジャ(30)が押し込んで先制。1度は同点に追いつかれたが、後半29分にDF高橋祥平(22)がFKのこぼれ球に反応して決勝点を蹴りこんだ。

 ムルジャは「この勝利は私1人の力で手にした勝利ではない。みんなで手にした勝利だ」と笑顔。大熊清前監督の解任を受けて、就任した渋谷洋樹監督(47)は「まだ11試合残っている。我々はまだ何も成し遂げていない」と話し、今後の残留争いへ向けて気を引き締めた。