<天皇杯:名古屋2-2清水(PK3-5)>◇準々決勝◇11日◇瑞穂陸

 清水が4大会ぶりに4強へ駒を進めた。2-2のまま、延長戦でも決着がつかずに突入したPK戦。4人目に相手が枠を外すと、最後は5人目のDF平岡康裕(28)が、ゴール左隅に決めて死闘を制した。

 大榎克己監督(49)は「90分で勝ちきれなければいけなかった」と、FW高木俊幸(23)MF高木善朗(21)の兄弟共演で奪った2点のリード守りきれなかったことを反省。一方で「疲労が代償となってしまったが、自信を得たことは大きい」と、現在J2降格圏の16位と残留争いの渦中にあるリーグ戦に向けて手応えも口にした。