J2C大阪の新指揮官、パウロ・アウトゥオリ監督(58)が17日、関西空港着の航空機で来日した。

 サンパウロFCを率いて来日した13年8月以来の日本で「帰ることが出来てすがすがしい」と、おだやかな表情でクラブ関係者と握手を交わした。

 06年に鹿島の監督を務め、当時高卒ルーキーだった日本代表DF内田篤人を発掘。若手の育成にも定評があり、1年でのJ1昇格が期待される。「このクラブは、一時的に下のカテゴリーにいるだけ。クラブとしては永遠に偉大なクラブ。目標としてはJ1に復帰したときにより強いチームにしておくこと」。2部で指揮を執るのは初めてだが「抵抗はなかった。クラブの理念の方が大事」と言い切った。

 この日、FWカカウ(33)も家族を連れて、関西空港着の航空機で来日し「目標はJ1に上がること」と気合を入れた。