けがで戦列を離れていた浦和FW高原直泰(28)が、アウェーでの古巣磐田戦(5日)で90分間フル回転を誓った。3日、静岡県内での練習後「きっちり90分間で結果を出すためにやっていく」と話した。3月15日の名古屋戦で前半45分間で交代して以来試合に出場しておらず、今回は右太もも裏肉離れからの「病み上がり」だが不安はなかった。

 体に切れも戻った。日本代表の中東遠征から先月27日に帰国。その後の練習で上半身の筋肉を意識して動かしてきた。上半身が硬くなっていたことで、下半身に負担がかかり、故障につながっていたことをトレーナーに指摘されたためだ。ドイツ時代は練習前後に入念なストレッチをしていたが「日本に戻ってきてやることが多くて時間がなかった」(高原)。今は上半身がほぐれたことで体調も戻った。「外れたことでいろんなことが分かった」と気分一新して磐田戦に臨む。