J2福岡が、パチスロなどの遊技機メーカー大都技研(本社、東京)から支援を受ける方向で交渉を進めていることが5日、分かった。この日、一部で大都技研が福岡の運営会社アビスパ福岡に資本参加すると報道されたことを受けて、大都技研の広報担当者は「検討、調整していることは事実」と回答。アビスパ福岡の酒井龍彦専務(56)は「どういった内容の支援をお願いしているかは、合意形成途上にあるため差し控えたい。近々、社長がJリーグに、ご相談かたがた報告にうかがう」と交渉を認めた。今日6日にも、都筑興社長(66)が上京し、Jリーグに交渉内容を報告する見込みだ。

 アビスパ福岡は前日4日に、福岡市内で臨時取締役会を開いていた。酒井専務は「臨時株主総会を開催するために開いたもの。総会の日程は調整中だが、大都技研との話し合いがうまくいけば、議題はそのこと(支援)になると思う」と説明した。