左ひざの負傷で戦線離脱した大分GK西川周作(22)が9月30日、Vパレード参加を希望した。損傷した半月板の除去手術(9月24日)を受けた福岡市内の病院を9月29日に退院。一夜明けたこの日は、松葉杖(づえ)姿でクラブハウスに現れ、マッサージなどの治療を地元で再開した。週明けから本格的なリハビリを開始する。

 遠征続きの主力組とは、約2週間ぶりに再会を果たし「ホッとしたし、みんなから元気をもらえました」。故障がなければ、自らも選出の可能性が高かった日本代表に選出されたDF森重、FW森島を祝福した。「(代表に)一緒にいきたかったけど(左ひざの故障が)3度目なので、次、やると選手生命にかかわる。今は治すことだけを考えたい」と、はやる気持ちは封じ込めた。

 そんな西川の願いは、地元大分での優勝パレード実現だ。「(ナビスコ杯決勝の)国立の試合に出たいと思っていたけど、それはかなわなくなった。でも優勝パレードには絶対に出たい」。決勝進出を決めているナビスコ杯はもちろん、これから正念場を迎えるリーグ戦での優勝パレード実現の夢を、森重、森島らチームメートに託した。