浦和終戦、闘莉王「敗因は僕」/J1
<J1:清水2-1浦和>◇第32節◇23日◇埼玉
浦和が事実上の「終戦」を迎えた。埼玉スタジアムで6戦無敗だった清水に1-2と敗れ、4位後退。同日に勝利した首位鹿島との差は、残り2戦で勝ち点4に広がった。普段はポジティブ思考のエンゲルス監督も「かなり落ち込んだ。優勝の可能性はちょっと残っていると思うけど…」と、うつむいた。
勝利した8日、札幌戦に続く「ぶっつけ布陣」が裏目に出た。ボランチのMF細貝を右サイドバック(SB)で起用し、FW田中達を1トップにして2列目にMF相馬とFWエスクデロを配置した4-3-3布陣。「清水のDFはあまり速くない。相馬やセル(エスクデロ)のドリブルで攻めたかった。積極的にいく予定だった」(同監督)。だが、試合前3日間の非公開練習でも試さなかった布陣は機能せず、先制を許した。前日に右SBでの先発を告げられた細貝は「実力不足」と自らを責めた。
後半に修正し、同22分にはDF闘莉王が同点弾を決めた。流れをつかみかけたが、その後は好機を決めきれず、逆に勝ち越された。途中交代の田中達は「もっといけましたけど」と渋い表情。両ひざ痛ながら98年に三浦淳(横浜F)の10得点を超えるDF登録選手最多のシーズン11得点を記録した闘莉王は「敗因は僕。チームを引っ張っていかないといけないし、その責任はある。点を取っても勝たないと意味もない」と唇をかんだ。
次節、G大阪に敗れるか、鹿島が磐田に勝つと、自動的にVの可能性は消滅、6年ぶりの無冠が決定する。逆転Vの可能性を残すには、残り2戦全勝が必要だ。来季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場条件の3位以内は射程圏だが「1位以外は関係ない」と田中達。昨季は残り2節で勝ち点4差をつけていた鹿島に直接対決で敗れ、逆転Vを許した。その雪辱へ向け、かすかな望みを手に、戦うしかない。【浜本卓也】
[2008年11月24日9時8分 紙面から]
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